ベンチャー企業転職論
ベンチャー企業で身につくスキルとは?
大手企業に比べると教育制度や人事制度に未整備なところも多い、ベンチャー企業。それでも、大手企業を蹴ってベンチャー企業で働く方もいるのは、なぜでしょうか。
ベンチャー企業だからこそ磨きやすいスキル、働く魅力があります。今回は、その内容についてお話したいと思います。

経営陣との距離の近さが、ベンチャーならではの仕事のスピード感を生む。
新興株相場の低迷などで、ベンチャー企業の上場数が減ってきています。ベンチャーキャピタル大手4社(ジャフコ、日本アジア投資、エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ、SBIホールディングス)の投資先のうち、2008年9月期に新規上場するベンチャー企業は、昨年同期比で73%減となり、ベンチャーキャピタルの収益悪化懸念が高まっています(日本経済新聞/9月11日朝刊より)。
この市場環境で、ストックオプションなどの「報酬面」でベンチャー企業を選ぶ人はなかなかいないでしょう。むしろ報酬面で言えば、大手や中堅企業のほうが福利厚生面まで考えると好条件のところが多いからです。ベンチャー企業では深夜までの残業や休日出勤も珍しくありません。
むしろ「経営陣との距離の近さ」とそれに伴う「会社と個人の成長スピード」に強い関心がある人にこそ、ベンチャー企業は向いています。大手や中堅企業では味わえないような、決断の早さを間近に感じることができますし、自分自身の仕事のスピード感や、面白さを体感することができるでしょう。
マネジメントスキルが磨けるのがベンチャー企業での醍醐味。
ベンチャー企業には、ノウハウや経験が乏しいところが多いのが事実です。スキルや経験のある中途入社の方には、大きな期待をかけている企業も多いのです。そんなベンチャー企業で身につくスキルとはいったいなんでしょうか? それは「マネジメントスキル」です。成長中のベンチャー企業では、毎年10名以上の新卒メンバーが入社してきます。そのマネジメントは先輩である入社2~3年目の新卒メンバーが担っていくことになり、結果的に早いスピードで部下を持つことになるのです。
これは中途入社の方も例外ではありません。面接時に前職よりも高いポジションを提示されたり、入社3ヶ月でマネージャーのポジションに昇格した例など、ベンチャー企業では本人の資質より少し上の役割を担うことが求められているのです。業務量的にも大変なことはあるかもしれませんが、経営陣が求める役割を順調にこなしていくことで、大きなステップアップを叶えることも夢ではありません。そのキーとなるのが今までに磨いてきた「マネジメントスキル」になるのです。
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