30代40代の転職論
脱・ワーキング・プア! 30代で正社員の座をつかみとるには!?
ワンコイン・ワーカー、ネットカフェ難民、団塊ジュニア世代の下流化…。「正社員になりたいけど、なれない!」と嘆いていた30代は、今がチャンス

団塊ジュニアの下流化現象
近頃、よく耳にする“ワーキング・プア”。
ワーキング・プアとは、「働けど働けど、生活保護水準(年収200万)の生活しかできない人々」のことを指します。2005年に発表された厚生労働省の統計によると、なんと全労働人口の4分の1が、ワーキング・プアに相当するという結果が出ています。
なかでも深刻なのは、働きざかりの30代男性で、この“ワーキング・プア”が急増していること。30~34歳男性のワーキング・プアの比率は、2001年の6.0%から、2005年には9.4%となり、年収100万円以下という人々の割合も増えているようです。
では、なぜ30代に“ワーキング・プア”が増えてしまったのでしょうか?
それは、バブル崩壊後の“失われた10年”と呼ばれる平成大不況のなかで、企業が新卒の採用を控えていたことに一因があります。この間に、社会人となった若者たちは、派遣やアルバイトの職を転々とすることが多く、結果、十分なスキルも身につかないまま、安価な賃金で働き続けざるをえなくなったのです。
正社員の座をつかみとるコツは…?
では、 アルバイトや派遣での労働を余儀なくされている30代が、正社員の座をつかむには、どうすればいいのでしょうか?
現在の日本経済は、戦後最大の好景気を受け、各企業とも新たな労働力の確保に躍起になっています。しかし、そうは言っても30代からの正社員登用は容易なものではありません。正社員の座を獲得するためには、まず、将来を見据えたキャリアプランを作ることが必要です。これまで培った経験から「活かせるスキルは何か」「伸ばしたい能力は何か」を明確にし、それに必要な資格を取得することも、転職を有利に進める糧となります。「自分でキャリアプランが作れない」という方は、人材紹介会社に登録すれば、無料のキャリアカウンセリングや、履歴書や職務経歴書の書き方指導、面接指導などを行ってくれますので、積極的に活用してみるとよいでしょう。
また、正社員採用だからといって即決したものの「入ってみたら自分と合わなくて、すぐに辞めてしまった」というケースも少なくありません。このような失敗をしないためには、数ヶ月間、派遣として就労したのち、正社員になるかどうかを決定する「紹介予定派遣制度」を利用するのも有効な方法です。
ただし、めでたく正社員の座に着いたとしても、それで安泰ではありません。つねに先を見越してスキルアップを続けることが、どんな世の中でも生き抜いていく秘訣でしょう。
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